3月7日(土)8日(日) TAD フルリファレンス試聴会! |
ご来店誠にありがとうございました。

今回は、TADの「リファレンス・シリーズ」のラインナップが全て登場することとなりました。中でもモノラル・パワーアンプの「TAD-M600」は、重量が90kgに及ぶため、試聴会に登場する機会は少ない商品です。そのベースには、伝統工芸である南部鉄が使用され、徹底的な振動対策が施されたシャーシと相まって、優れたサウンドを聴かせてくれます。

スピーカーに使用されたのは、TAD-CR1です。その設計にあたっては、スピーカー自体から出る音ももちろん、壁や天井から反射する音の特性も重視されました。その結果、空間全体から響いてくるような、壮大なサウンドが実現されました。スピーカーユニットの特性も、低域と中高域がよく馴染むように作られており、クリアかつ迫力ある音に仕上げられています。ボーカルを再生すれば、歌っている場所が感じられ、オーケストラを再生すれば、大人数の金管楽器が猛烈な勢いで迫ってきます。少人数のジャズを再生しても、バンドの一人ひとりが部屋に現われて、各楽器の音もその特徴がよく感じられます。今回は、リファレンス・スピーカーを初めてお聴きになった方が多く、熱心に耳を傾けておられました。そして、是非自宅に導入したい、と仰る方が何人もおられました。
SACD/CDプレーヤーの「TAD-D600」は、小さな部品も妥協なく吟味されています。クロックには高品質の水晶が使用され、極めて高い精度が実現されています。その結果、原音に忠実なサウンドの表現に貢献しています。また、電源が外部に設けられているのにも理由があります。設計の初期段階では、電源は筺体内部に組み込まれる予定でした。しかし開発が進むうちに電源が肥大化し、最上の音を実現するために、ついには外部に出す必要があるほどの巨大な電源ユニットが採用されるに至ったのです。

講演が終わったあともお客様からのご質問が絶えず、川村氏のお話が大きな注目を集めた試聴会となりました。