大盛況「ヤマハNS-5000試聴会」!! |
来場者は全4回とも満員御礼で、YAMAHAファンから北陸オーディオショウで初めて知った方まで続々と来店され店内はとてもにぎわった2日間となりました。

今回はYAMAHAの音を堪能していただきたくCD-S3000(CDプレーヤー)とA-S3000(プリメインアンプ)を使用しました。
オーディオファンにとってNS-5000を見た瞬間、1974年発売のNS-1000を彷彿させると思いますが、似ている箇所は30cmウーファー3ウェイというところのみで、それ以外はだいぶ改良が加えられているようでした。今まではスコーカー・トゥイーターにベリリウムを、ウーファーに紙を採用したいたため、低域がかなり遅れて聴こえ、これを鳴らし切るアンプを探すのがとても大変だったことから、今回YAMAHAが着目したのが「Zylonザイロン」という繊維。「ザイロン」は、宇宙服にも使用され、布なのにベリリウムとほぼ同じ音速を備え且つ内部損失も大きく、ひっぱり強度・熱にも強い材質とのこと。
「ザイロン振動版」をスコーカー、トゥイーター、ウーファーすべてに採用することで、ヤマハの目指す「音色と音速が揃えること」ができ、今回の試聴会でその実力を十分堪能することができました。
女性ボーカルAnne sophie von otter のLa vie en roseでは、楽器の位置など意識的に音を聴くのではなく素直に「音楽が体に染み渡る」、そんな気持ちにさせてくれる印象でした。
ハイレゾのピアノ曲では、ペダルなしの直接の音、打鍵した瞬間のピアノ線の音までも再現され、ピアノが湧き出てくるようでした。ビッグバンドなどの音数の多い曲でも、聴いていてすっきりとしていて、聴き終わった余韻も「音ではなく音楽が優しく残っている」そんな気分になりました。

講師の井上氏は、「ヤマハの社員はほとんどがミュージシャンか音楽家で、オーディオ用語を超えてミュージシャンが表現したいことが伝わってくるそんなスピーカーを7年の歳月をかけて作りました。」とおっしゃっています。
余談ですが、試聴会開催前日のセッティング風景からもその想い入れがとても伝わるなぁと思いました。
YAMAHAといえばオーディオ業界だけでなく楽器でも有名なメーカーであり、「オーディオ的観点」だけでなく「ホール、機材やマイク、オーケストラ・指揮者・ミュージシャンの心」まで意識されており、クリアーサウンドイマイの2F特別試聴室を1つ1つチェックし、スピーカーの位置決め、調音パネルを1つ1つ丁寧に配置されていて、その想いはお客様にも伝わっていると実感しました。
お客様からもたくさんコメントが寄せられその一部を掲載いたします。
「技術のノウハウがあり製品に対する意気込みを感じる。」
「ヤマハの音づくりが素晴らしい」
「バランスの良い音色であった。」
「30cmウーファーの魅力を感じた」
「NS-5000は楽器のようで美しかった」
「S/Nがすごく良かった。」
全体的に終始なごやかな雰囲気の試聴会となり、講師の井上氏の人柄、またその詳しい解説にうなずきながら試聴されていた光景がとても印象的でした。
まだまだ書き足りないですが、NS-5000を始めYAMAHA製品にご興味ある方は是非一度当店にお越しください。ご来店お待ちいたしております。