初めての高音質ソフト試聴会!
ソフトだけに焦点を当てた試聴会は、当店にとって初めての試み。
しかも有名なオーディオ誌「ステレオサウンド」から講師を招いての特別試聴会。
ホームページに告知した瞬間からどんどんご予約をいただきました。
当初の予約15席をはるかに超え1日で50名様以上。
ご来店本当にありがとうございました。
さて、試聴会内容ですが、録音時の様子、動画付きでマスターテープで
作業する様子などなど、興味深い内容で皆さん音だけでなく映像にも
釘付けだったのが印象的でした。
数曲だけですが、私自身印象に残った作品をご紹介。
まずはContemporary records1からArt Pepperを。
よく出回っているCDは、録音後のマスタリング時にエコーをかけたバージョンですが、
ステレオサウンドのCDは、もともと録音時に右chのリズムセクションに関してはエコーなしで録ったらしく、こちらを採用しているとのこと。
(ちなみに左chのサックスは録音段階からエコーを入れているとのこと。)
試聴するとリズムセクションの生き生きとした躍動感がわかり、
かつ上下に揺れるサックスが高揚感にあふれているのがはっきりと分かりました。
録音された当日のArt Pepperの状況など細かな解説も入れてくださったのも
より音楽が身近に感じられました。
状態の良いマスターテープをStuder A820を使用しながら
作業している様子も動画で見せていただきました。
写真ではく「動画」というところに皆さん食い入るように見ていらっしゃいました!
その他、「聴いてみたかった!」の要望が多かった「石英のガラスCD」
グレングールドのゴールドベルク変奏曲。
1枚130,000円もする触るのも怖いガラスCD。
少したたくと瀬戸物のような「カンカン」という音がします。
持つと結構重く、冷や冷やしながら触りました。
グレングールドが左に腰かけ弾いている様子が
目に映るようで、透明感、空間再生は本当に素晴らしかったです。
試聴会後即買いされる方も!
LPも大好評でした。
メタルマスターからダイレクトプレスされた美空ひばりのLP「悲しい酒」を試聴。
1982年のデジタル録音と1966年のアナログ録音の比較試聴をしました。
デジタルは、解像度が高く、全体的に明るく、透明感のある音で、
アナログは、低い帯域がデジタルよりは太く、鮮明さというよりはノスタルジックな感じな印象。
美空ひばりの低く悲しい声がより思い出に浸らせてくれるような感じでした。
こちらも店頭に並んだ分はすぐに完売し、予約注文をいただきましたが、
最後の1枚が完全完売となりました。
試聴された方で「まだ予約できますか?」と頂いていた方には
大変申し訳ございません。
ちなみにテレサテンの在庫は完売間近とのこと。
石川さゆりは在庫はございますが大変人気ですので、お早目にお買い求めください。
最後にかけたハイレゾのリファレンスチェックディスクも好評でした。
音源を5台のレコーダーで同時録音したもので、
PCM、DSDの音質比較をより細かくチェックできる。
192kHz統一の16/24/32bitのbit比較や、
24bit統一の44.1/192/384のサンプリング周波数比較など。
今回はMACを使用しAudirvanaで再生しましたが、
PC、ネットワークオーディオファンにはたまらなく試してみたくなる
ディスクかもしれません!!
今回は笑いも交えながらの楽しい試聴会となりました。
当店にてソフトのご購入は可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
ご来店誠にありがとうございました!!