音がすべてを物語る☆ |
音楽、映画、どちらも趣味とされるT様はハイエンドオ-ディオと4Kシアターを両方楽しまれています。
これまでも当店のブログで何度も登場頂きました。
20年の間、音が中心の時代からサラウンドなどAVにも力を入れた時期...いろいろありました。
そんなT様は今、アナログ再生に夢中です。
過去には当然のごとくアナログを楽しまれていましたが、ホームシアターが盛り上がり、CDが中心だった時代にはアナログから離れていらっしゃいました。
当店お薦めのアナログプレーヤーKuzma FourPointとの出会いが再びT様のアナログレコード収集に火をつけたことは間違いありません。
レコードはもっぱら東京のクラシックレコード販売専門店で購入、その数は過去を上回るハイペースでコレクションが増え続けているそうです...。
約8畳のお部屋は防音がしっかりと施されているため、音楽や映画を楽しまれる時、音量をほとんど気にしないで大丈夫だそうです。
今週火曜日、実は故障して修理完了したAVアンプ パイオニアSC-LX86をお届けにお伺いさせて頂いたのですが、映画ハクソーリッジをチェックも兼ねて鳴らした後は、オーディオ...特にアナログレコード再生を聴かせて頂きました。
修理品配達の際にぜひ音を聴いてください、と事前にT様からお誘いを受けていたのです。
まるでスピーカーから音が出ていないように感じるの音離れの良さ。
金管楽器の音が眼前の空中にのびやかに鳴っているのがわかります。
低域はといえばAccuphase A-70が見ごとにグリップして、気持ちの良い音とはこうだという見本のような臨場感です。
強力な防音が施されているのは住宅密集地であることも理由の一つでしょう。
そのため、普通の8畳の空間よりは壁厚があるためやや狭くなっています。
それでもT様の欲求を満たすには充分の空間と言えるでしょう。
T様のオーディオは、購入した機器をどう使うか、という部分に非常に力を入れていらっしゃるのは昔から一貫しています。
ケーブルや電源コンセントなど基本的な部分から、さらにそれらを活かすケーブルインシュレ-ターやオーディオコンセント用振動対策グッズ、あるいはインシュレーターなど、興味のあるオーディオアクセサリーがあればすぐにトライされるというフットワークの軽さをお持ちです。
アコースティック・グルーヴ・システムを早くから導入され、森のごとく静かで透明な空気感のある空間に部屋ごと変化していく様に感動されており、ルームアコースティックはアコースティック・グルーヴ・システムに万全の信頼を置いていらっしゃいます。
最近取り組まれていてその圧倒的な音の変化に舌を巻いていらっしゃるのはフルテックのNCF Booster。コネクターケーブルホルダーです。
ケーブルの重みなどで不安定になりがちな電源ケーブルのインレット側に装着して安定して接続できるようにするアイテムです。
クラシック、そして私のリクエストでジャズを聴かせて頂きました。
生身の人間がそこにいて演奏しているような、
聴感上のS/N感とか解像度とかという次元では語り切れない血の通ったリアルな音楽が私の向き合っているスピーカーが表現しているのです。
ラックの裏側のアクセサリー使いなど、コツコツとそして綺麗に整然と構築されたことが結果的に感動的な音楽再生に結びついているのだと思いました。
気が付くと、こうやってT様の音をじっくり聴かせて頂くのは久しぶりのような気が...。
よくお邪魔させているT様宅ですが不思議なものです。
でもおそらくそれは、
T様が誰かに聴かせたくなる音...自分以外の誰かに聴いてほしいくらいにお気に入りの音をオーディオシステムが奏で始めたからなのかもしれません。