時に中古品がオーディオシステムを向上してくれることがあります。
富山市婦中町のS様のオーディオルーム。
地下室で少しだけ天井高が低い空間ですが、ルームアコースティックと、計測グッズを多用した微妙なセッティングで日々進化。
多忙なお仕事の疲れを癒す、S様にとって特別な場所がこのオーディオルームです。
写真の緑のベースに注目です!
昔からクリアーサウンドイマイを知る方々には説明の必要もないほど売れに売れたRベースです。
特殊木材を鉄板で挟み、底には桜材をカットしたインシュレーター。
弱い床や畳の部屋でオ-ディオに取り組み方に重宝された当店オリジナルスピーカーやラック用のベースです。
先日、クリプトンのスピーカーを当店でセッティングした時に使用していました。
それを見たS様が興味を持たれました。
S様も長く当店をご贔屓頂いているお得意様ですが、Rベース販売の時代はご存知ありませんでした。
自信をもって推薦させて頂き、めったに中古として出てくるものではございませんので、トントン拍子にS様オーディオルームへの導入が内定しました。
オーディオ製品にとって足元のセッティングが重要なことはここであえて説明することはないほど皆様ご存知なはず。
どんなアイテムでも変化することには違いないのですが、自分の目指す音の方向性を再現できるかは重要な点です。
こんな製品選びにはやはりオーディオファイルであるお客様と当店との信頼関係も大事なことです(^^♪
まずはソニーのSS-AR1の下にRベースの小さい方を設置。
その後はクアドラスパイア、コプラーレのラックの下に敷きました。
Rベースの音は決して硬質ではなく、いい意味で柔らかく温かみがあり、サウンドステージが綺麗に前後左右にできることが特徴です。
ソニー SS-AR1は米国で高く評価される日本を代表するスピーカーのひとつです。
構造はシンプルであり、良質なスピーカーユニットをこれまた良質な木材にマウントして、オーソドックスにまとまっていて、その後のリスニングによるチューニングが見事に結実しているスピーカーです。
ちなみに筐体は北海道産の楓(カエデ)、北欧製のバーチ材が使われておりまして強度と音質をコントロールされています。
仕上げはピアノ並みのアッセンブル技術と塗装が施されています。
ハイエンドオーディオは極めていけば財布に厳しいもの...。
ですが時には良質でスペシャルなアイテムで自分の音を極めていくこともまた楽しみなものですね☆