本日、富山市のHR様オーディオルームへ久しぶりにお邪魔させて頂きました。
HR様のオーディオルームのセッティングの重要なポイントはAcoustic Grove System であることは過去のブログをご覧いただければお分かり頂けると思います。
キーワードは「ジャズのライヴ感」
ライヴ感と一口に言ってもそには、臨場感、音の躍動感、音の生々しさ、解像度の高さ、エネルギー感、音のグラデーション、空気感などなど様々な要素があります。
そして最も重要な要素といってもいいのは「位相」。
音の定位感、立体感、広がり、極小の音から大きい音まで一気に立ち上がるスピード感。
機器とお部屋の位相特性が良くなければ表現できません。
ピアノの音。
ハンマーが弦を叩き離れ、その響きと余韻間はスピーカーから解き放たれて鮮烈に空気中に漂い、ピアノの打鍵の強さと弱さが確実に表現され、またその響きは最後の最後まで空気を揺らす余韻として空気の中に消え入るまで聴こえなければなりません。
今回導入されたのはANKH Ⅰ ST-6。高さ60cmのANKHです。
現在は「準既製品」としてラインナップされるANKHⅠ ST-60は約1ヵ月の納期でご用意できます。
HR様からご依頼を受けましたのは、オーディオルームの前方と後方の中央のANKHにANKH Ⅰ ST-60をスタックすること。
ご覧のようにスタックすることが可能です。
2本のボルトとナットで確実にスタックできます。
HR様は事前に床と天井の寸法(オーディオルームの前方と後方は高さが違う)を綿密に図られ、今日の日を迎えました。
結果気持ちよくANKHのスタック作業が完了しました。
音を出した瞬間にその効果に驚かれたHR様は、最近一新されたDCアンプの音の位相の正確さによる臨場感とリアルな音が2台のANKH Ⅰ ST-60の効果を瞬間的に感じられたようでした。
ジャズのピアノ再生に熱心に取り組まれるHR様の音はまるでピアノトリオやデュオ、ソロを演奏するジャズプレイヤーと同じ空間にいるかのような鮮烈な生々しさ。
目の前で展開される音を聴きながら、DCアンプとANKHの魅力を語られるHR様と過ごす時間はたとえそれが短時間でも非常に有意義で楽しい時間です。
ANKHのスタック使いはぜひおすすめです。
位相特性の良い、リアルな音場空間を構築できます。
皆様もいかがでしょうか!