週末開催されたティアック録音研究会。
「録音」は北陸オーディオショウでもお馴染みですが、
録音の方法などをしっかりと学ぶ企画としては十数年ぶりの開催。
来店されたお客様は、オープンリール・カセットデッキ・バンドの録音などで
すでに録音に携わったことがある方がほとんどで、今の機種はどんな仕様なのか
みなさん興味津々で試聴&質問されていました。
実は今回のイベントのきっかけになったのは、お客様から何気ない一言。
「廃盤になってしまったLPを借りての録音して車の中で再生したい。」
「インターネットラジオの録音をしたい」
「TVで見る懐かしの貴重な音楽番組の録音再生したい」
「自分のバンドの録音をしたい」
「パソコンを使用しての録音やCDをコピーするのが苦手だけど自分にも使えるか」
デジタルと聞くだけで難しいのでは?と思われたかもしれませんが、
今回の試聴会を通して操作方法などを見ながら
「ちょっと試しにやってみようかな」と思われた方も多くいらっしゃったように思います。
さて試聴会内容ですが、ハイレゾデジタルマスター「SD-500HR」にて3パターンのハイレゾ録音しました。
①CDフォーマット録音(44.1kHz16bit)
②ハイレゾ録音(WAV192kHz24bit)
③ハイレゾ録音(DSD2.8MHz)にて録音。
感想としてはCDフォーマットとは比べるほどもないほどハイレゾ録音は素晴らしかったです。
好みにもよりますが、DSDは滑らかさ、聴き心地の良さ、1音1音の深みのある音、
WAV192.24は情報量の細かさや空間再生が良く躍動感や奥行き感は驚くほどでした。
録音ボリュームの調整は必要ですが、操作方法はシンプルに3段階。
RECORDで待機、PLAYで録音開始、STOPで停止とあまり難しくないところ良いところ。
ちなみにSDカード256GBのもので、WAV192kHz24bitで録った場合、
LP70枚分ぐらい保存可能とのこと。
思い出のLPをSDカードに保存し車で再生したり、
NASにいれてネットワークプレーヤーで再生するのもとても楽しいですね!
実は今回の録音を通してさらに効果的だったのは録音した際のケーブルの違い。
赤白の付属ケーブルでは音がとてもこもってしまいました。
当店リファレンスのJORMA DESIGNにて接続しなおし、また録音。
同じシステム、同じLPなのに圧倒的な鮮度の高いすっきりとした音になりました。
録音も1つ1つの要素を大切にするとさらに良くなることを実感しました!!
SD-500HRは当店にて10月中旬まで試聴可能です。
ご興味ある方は是非の機材を触ってご体験ください!