12月18日火曜日。
富山市在住のHR様オーディオルームに日本音響エンジニアリングのルームチューニングAcoustic Grove System (以下AGSと記載します)のANKH-Ⅱ600㎜仕様(特注サイズ)を配達、設置させて頂きました。
今年、SOLID TECHのラックを導入されるというトピックがあったHR様のオーディオルーム。
しかし同時進行で、AGSを使ったオーディオルームのチューニングにも余念がないHR様です。
今回行いましたのは、オーディオルーム前方のコーナー ANKH(ANKH-Ⅱ=1800㎜)に特注サイズ600㎜のコーナーANKHを連結させて床から天井まで、同一設計のANKHを使う、というセッティング。
以前は、写真のように、天井コーナー用のANKH-Ⅳをお使いになられたりあるいはルームチューン社の天井コーナー用に変えたりされていました。
そのようにセッティングを試される過程で、床から天井までコーナーANKH(ANKH-Ⅱ)ひとつにした方が良いのではというお考えに到達。天井用コーナーANKH(ANKH-Ⅳ)は他のANKHと違い、木の並びが横方向で、壁面に密着するために「木の壁」状になっています。ここに反響する響きは必ず存在しているので、いっそのこと床から天井まで「縦並び」のANKHにする、ということですが、ANKHの本数も多く、そのような微妙な位相の違いが表れやすい空間になっているということも見逃せません。
短い時間でしたがウィントン・マルサリスとマイルス・デイヴィス、二人のトランペットを聴かせて頂きました。
凄いっ!
まずはウィントン・マルサリスのトランペットの目の前にしっかり定位する音像の存在!
マウスピースの吹き方の強弱が明確で、目の前の空気を突き抜けるように伸びてくるトランペットの音!
まさしくHR様が一貫して目指される、ジャズのライヴの臨場感、がビシビシ伝わってきます。
その後はマイルスのライヴ。
エレクトリックなバンドの前のマイルスの音が、ゴツくてしなやかで音の陰影のコントラスト感が気持ちの良く、音が自由自在に目の前に飛び交っています。
そしてドラムの立体感。
ため息をつくほどです...!
実はまだ今回のミッションは未完成。
パワーアンプ用に用意するオーディオラック、SOLID TECHのSolo1が入荷してから完成します!
年が明けてからのHR様オーディオルームの音が非常に楽しみです(^^♪☆