昨年8月に完成したT様のAVルーム。
完成以降、T様ご自身が着々とセッティングを詰めていらっしゃいます。
2chオーディオとAVの両方を実践されるT様ですが、最近は2chオーディオを比重も高いそうです。
メインソースはCDやSACDといったフィジカルなメディアが中心。永く過ごされた旧ご自宅のお部屋に較べれば音量を上げれるし、音も良いのですが、だんだん気になる点も。
フュ-ジョン系やジャズ系を主に楽しまれていますが、低域のぼわっとダブつくように聴こえるなってこら荒れたのです。具体的に言えばベースやドラムの低音...。
この数カ月はスピーカーPioneer S-1EXの位置を追い込み、ベストと思える位置が決まってきた段階。
ですがここで、何かオーディオ製品を使って次の段階へ進もうを考えられたT様の判断は大いに賛成です。
リアルサウンドプロセッサーと名づけられたSPEC社の究極のアクセサリーは、音楽の躍動感が感じられながら、低域の階調性が非常に感じられる効果があります。
アンプから見るとスピーカーをドライブしやすくなる状態になり、Pioneer S-1EXのディープな低域がぐっと締まりグーンと伸びて聴こえてきて爽快!これには一聴してT様も喜ばれました。
低域が変化すればそれに合わせて高域の印象も良くなります。しなるようで且つシャープ。
ここまではいわゆる「音」。スピーカーの「音」そのものを磨き上げてクオリティを上げた印象。
ここからはいわゆる「環境」。スピーカーから出た後の音の振る舞いをコントロールしようという試聴です。特に今回は低域の質感を向上するのが目的ですので大いに期待!
...そしてその効果は期待以上でした!
ANKH-Ⅵは置くだけ。といってもその置き方や位置は様々あるのがANKH-Ⅵの面白いところです。
Pioneer S-1EXのゴツくて深い低域感はT様お気に入りのポイント。
やはり低い音はぐーっと伸びるようになり、音の抜けが抜群に良くなりました。
そして、2本のスピーカーの間の奥行き感が後方や斜め後方、そして高さを表現するという凄まじいものでした。
しかし、2台使うとドアの真ん前にANKH-Ⅵが鎮座してしまうので、もしも導入するなら一考する必要あり。
というわけで、2本のスピーカーの中央に1台設置する方法も試してみました。
これでも効果は抜群!ANKH-Ⅵを2台使った時の方がステージ感が広く感じますが、T様も私も非常に好感を持った、2本のスピーカーの中央で展開される奥行き感と立体感はあきらかに向上します!
※ANKH-Ⅵの前後の位置を変えているところ↓
もちろん、SPEC RSP-AZ1とANKH-Ⅵを合わせて使うのがベスト、という結論。
T様はどちらを先に購入されたのでしょうか?!
非常に楽しい試聴となりました(^^♪☆