ホームシアター担当として常に目を光らせているカテゴリーのひとつは10~15万円の良質なスピーカー。
音楽ファンの方やAV初心者の方など、ちょっとがんばって狙ってみる価格帯なのです♫欲を言えばトールボーイ型が好ましいのですが、意外とこの価格帯の商品選びは難しいのです。
当店お薦めのB&W700シリーズの703S2はもっと高価。
10万円以下にはあるもののもう少し上のパフォーマンスが欲しい…そんなところへ登場したのが、新製品JBL STUIOD6シリーズノ680!
先日当ブログで紹介されていますが、当店1階フロアで鳴らし続けで、いよいよ良い音で鳴ってきましたので、もう一度ご紹介♪
JBL Studio6シリーズの前モデルJBL Studio5も価格以上の音で人気でした。
Studio6シリーズとStudio5シリーズに共通しているのは、高域にコンプレッションドライバー&ホーン」ですが、Studio6シリーズはJBLプロフェッショナル開発のHDIホリゾンタルホーン搭載の25㎜ドライバーの搭載で、見た目にもスタイリッシュにまとまっているのが大きな特徴。
ちなみにStudio5シリーズはバーチカル(垂直方向)ホーンだったが故に、見た目にど迫力がありました(^^;
さらに、Studio6シリーズで採用されたエンクロージュアも注目です。
当店で導入したStudio680についていえば、ラウンドを描いたエンクロージュアは回折現象を和らげる効果と見た目の美しさのバランスを両立しており、例えば優しいデザインのリビングルームに設置しても佇まいは美しく感じるのではないでしょうか(^^♪
さて音は。
JBLといえば、マニアのオーディオルームで大音量で、ライヴのような生々しい音を浴びる、というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、Studio6は、上級機のエッセンスを受け継ぎながらもリビングでも聴きやすく使いやすく設計されています。ホーン独特の速い音とウーファーの繋がりがシームレスで、まったく違和感なくつながることが特筆モノで、この音を聞いたベテランのオーディオファイルも思わず聴き入ってしまう高域から低域までのバランス感が聴きどころです。セッティングを詰めていくことで、透明感のあるサウンドステージのやや前にボーカルが中央にキリッと定位する表現も見事です。
15万円前後のご予算でのスピカー選びは、ひとつ上のシリーズの小型2ウェイという選択もあるのですが、その際の難点は低音域の再生。かといって安価なトールボーイ型を選ぶと、はったりをきかせたような膨らんだ緩めの低域になるので、それよりは絶妙にチューニングされた小型2ウェイの方が…となりがちですが、そんな方に、是非一度JBL Studio6を聴いて頂けたらと、思います。低域の解像感、階調性がきちんと表現されていますので、アコースティックな低音楽器を聴いて頂けると、きっと今まで体感したことのない(15万円クラスで)低域感を感じていただけるはずです。
一方、もちろん、エレクトリック系のベースやドラムのキックの音の陰影も見事に描きます♬
ピュアオーディオにはもちろん、ホームシアタ-にもお勧めな比較的リーズナブルなスピーカーの誕生です☆