発売前のフェーズメーションの新製品フォノアンプ「EA1200」をいち早く試聴させていただきました。
11月下旬発売予定で、最上位機種EA2000の音色を色濃く受け継いだ製品とあって注目度の高い製品です。
EA1200は、LR独立3筐体構成の管球式LCR無帰還型フォノアンプで、特徴としては、トランスはT1000相当のもので、特別チューニングが施されたMC昇圧トランスが内蔵しています。
またイコライザー部は新設計の真空管式LCR型で、信号系での電力損失及び誘導ノイズを最小に抑えることができ音質劣化を抑制しています。
また電源部は、EA1000同様、Rコア電源トランスで、スイッチングノイズの発生しない整流管5U4Gとチョークコイル2個左右独立使用したものをベースとしており、さらに電源トランス、チョークコイルに磁気シールド対策を施されています。

3種類のイコライザーカーブは、STEREO用RIAA、モノラル専用のMono1(DECCAレーベル等で使用)、Mono2(コロムビアレーベル等で使用)の選択が可能となっています。

試聴すると、全般的に温かみのある優しい音で、クラシックでは細かな表現力以前より増し演奏者だけでなく指揮者との息の合った一体感のある演奏が引き立つようになりました。S/Nもぐんと良くなった印象で、今後期待の製品になりそうな予感です!
今回の試聴機は実は組みあがったばかりのものをすぐに出荷してくださったこともあり特別試聴となりました。
今後発売後じっくりと試聴期間を設けて皆様にお聞かせしたいと思います。
ご興味のある方は是非ご検討ください!