3月24日投稿のFURUTECHのHDMIケーブルHF-X-NCF視聴記事に続き、新製品HF-A-NSF/3.0mの視聴についてアップします。
HF-X-NCF/1.2mに続き視聴しましたのは、光ファイバーケーブルとα-導体のハイブリッドケーブルHF-A-NCX/3.0mです。
FURUTECH HF-A-NCF/3.0m 定価36,850円(税込)
これまでの視聴経験を踏まえると、光ファイバーHDMI ケーブルの映像の表現はクリアで高精細ですっきりはっきり見える、という面ではメタル線のHDMIケーブルを上回るということが分かっています。ですので、光ファイバーケーブルを視聴するとき、クリアで高精細ですっきりはっきりみえるというハードルを越えたその先の性能に興味が湧きます。
視聴は前回投稿のHF-X-NCF/1.2mの接続と同じ。
BDレコーダーはSONY BDZ-FBT4000。
AVアンプはMARANTZ SR-8015、プロジェクターはDLA-V7です。
HF-X-NCFの視聴時と同様レコーダーの映像+音声出力を使って、MARANTZ SR8015に接続しています。
まずはビコムのUHDブルーレイ「宮古島」を再生しました。
東平安名崎のチャプターです。
価格と性能を考えると驚くべき性能だったHF-X-NCF/1.2mの印象をそのままさらに良くした印象で、期待通り、高性能なパフォーマンスで映像を楽しめました。
岩肌がくっきりはっきり見える高精細さは期待通りなうえ、立体感が素晴らしい。ここまで立体感が出るのは、ノイズの少なさを裏づけているといると感じました。ケーブル内の4本のグラスファイバーは厳しい製造管理がなされたグレードの高い性能を持っているということが影響していることはもちろんですが、プラグとケーブルをつなぐ部分のパーツに調合されている「NCF素材」がおそらく効いているのではないでしょうか。
プラグとケーブルの接合部はHDMIケーブルの性能に大きく影響する部分です。
制振効果、静電効果に優れたNCF素材が一役かっていることは間違いないと思いました。
ファイバーケーブル以外の信号線に使われたケーブルは、αµーOFCと呼ばれる導体です。
さらに、ケーブルを外部からのノイズから保護して、電磁波や静電気の影響を受けにくいように工夫された、高品質なアルミ箔シールドが施されていることも見逃せません。
そんなケーブル構造を思いながら、「宮古島」の東平安名崎のチャプターをもう一度観ると、空の青の抜けの良さやすっきりとした空気感が映像から伝わることが感じ取れました。
HF-A-NCF/3.0mは積極的に映像を訴えかけてくる表現だと思いますが、そこには品の良さを感じました。
映画ラ・ラ・ランドも視聴しました。
UHDブルーレイを再生しました。
エマ・ストーン演じるミアと、ライアン・ゴズリング演じるセブが夕暮れの坂道を歩いてくるシーン。
は、前回投稿時に観たHF-X-NCF/1.2mの映像をさらに良くした印象で、道の脇に駐車してある車のボディの光沢や、街灯の光る様子では、HDRの恩恵が強く感じられます。
色は深く濃厚で鮮やかに表現されます。
ミアが持っている赤のトートバッグが印象的で、鮮やかな色でリアルな立体感でバッグの質感にも目を奪われます。
HF-A-NCFはケーブル自体が非常にしなやかですが、多少引っ張っても危うさがない強さを持っています。
10m仕様など長尺仕様をプロジェクター用として使う場合に、ケーブルを、壁内のCD管の中を通すときにも扱いやすいと思います。
機器のHDMI端子への接続も、ガチッと、しっかりと入るタイプです。
コストパフォーマンスが高く魅力的なケーブルの登場です☆