16:9/120インチ&シネマスコープ/137インチ!
富山市在住のT様ご自身が撮影されたこの写真が、T様の感動と、今回の作業成功の全てを物語っています。
9月に当店で開催しましたVictor 8Kシアター視聴会でシネマスコープ(以下シネスコと表記)型150インチスクリーンの映像を観て感動され、以前から気になっていらっしゃったシネスコスクリーンの導入に至ったT様。
ご相談を頂いた時には、既存の16:9/120インチスクリーンを撤去してシネスコスクリーンを導入されるのかと思っていたのですが、T様のプランは「シネスコと16:9の二刀流シアター」だったのです。
ズバリ申し上げますと理想的です(^^)!
IMAXカメラで撮影された映画のパッケージソフトでは1本の映画の中でシネスコと16:9の画角がシーンによって違いますので、シネスコスクリーン1本にすると16:9のシーンが小さく感じてしまいます。なのでIMAXの作品は16:9で視聴。
一方、007、スターウォーズなどシネスコサイズの作品はより大きいサイズのシネシコスクリーンで視聴。
なんと贅沢なシアターでしょう!
16:9/120インチとシネスコ137インチ。
写真でご覧になる以上の感動と感激が映画から得られますので、やはりシアターはスクリーンの大きさは重要です。
今回導入頂いたスクリーンはOS製電動タイプで生地はピュアマットⅢCinema。
16:9/120インチスクリーンはキクチ製ホワイトマットアドバンスですので、せっかく2本のスクリーンを使うのだったらタイプの違う映像を楽しもうというT様のお考えも大正解だったと思います。
ちなみT様がお使いのプロジェクターはJVC DLA-V9です。
今回の仕事。
大変だったのはスクリーンの搬入と取り付けでした。
約3800㎜の長さで約38kg。
長さも重量も普段のシアターの仕事とは違った苦労もありました。
当店シアターチーム2人とT様にもお手を借りて、お家に隣接した車庫の屋根に登って窓からスクリーンを搬入。
天井裏での作業が困難(屋根の傾斜の関係で作業スペースが取れませんでした)でしたがなんとか天井の補強してスクリーンを取り付けたのですが...重いっ!
T様にもお手伝いいただきなんとか設置。
ほぼほぼ正確な取り付け位置に落ち着いた点は、T様からお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます!
ちなみにT様は設置日より前に、シネスコスクリーンを導入した場合、どれくらいの寸法まで大丈夫か(フロントスピーカーB&W802Diamondの間に映像が投写可能か)ご自分でシミュレーションされていらっしゃいましたので下見を行った際にたいへん参考になりました。
シネスコスクリーンと16:9スクリーンを使い分ける面白さ。
当店シアタールームでもご体感頂けますので、ご興味のある方はぜひご来店ください。